先日、ドキュメンタリー番組で鳥の鳴き声が必要になり、春の里山で収録してきました。
マイクはRODE NT4(ステレオ)、センターにSENNHEISER416(モノ)で、セッティングは写真のとおりです。
前回出かけた時はマイクスタンドを2本使用しましたが、今回はマルチマイクバーを使用したため1本で済みました。軽いことは良いことです。
車で収録スポットを探し、ポイントを見つけてREC!の繰り返しだったのですが、時々暖まった車のエンジンが冷める音が「コキン、カキン」と鳴ってしまいました。車は遠くに置かなくてはいけません。
収録したポイントは森の中だったので、鳥の声がかなり響いています。
これを開けた場所のシーンに使うと非常に違和感が出ますが、あるベース音を加えることで随分雰囲気が変わってきます。
足してある音は、同僚が真冬の山の中で収録した「何も音がしない山の音」です。
演出意図やシーンによって使い分けると表現が広がりますね。
大川
上着を着ていると汗ばむような日も増え、ようやく春本番ですね。
先日の休日も春らしい気持ちのよい天気だったので、ポタリングしながら気の向くままにフィールドレコーディングしてきました。
収録はポータブルレコーダーのZOOM H2nを使用して、まずは子供たちの歓声が賑やかな公園の風景を録音。
続いては、春風にそよぐ笹の葉を収録。
と、思ったらレコーダーをセットした途端に風が止んでしまいました…
公園内の川で、穏やかな流れの水音に挑戦。
残念ながら流れが穏やかすぎて思ったような音は録れませんでしたが、川の周りでツバメがたくさん鳴いており、改めて春の訪れを実感できました。
そして、最後に立ち寄った野球場では大学の硬式野球部のリーグ戦が行われていました。
自由に観戦できたので、バックネット裏の席で観客席の雰囲気を収録。
15分ほど録音したら帰ろうと思っていたのですが、思いのほか良い試合だったので試合終了まで観てしまいました。
軽い気持ちで始めたポタリング録音ですが、身近な街の音に改めて耳を傾ける良い機会となりました。身体を動かす機会が殆ど無いので、運動と実益を兼ねて、また行ってみようと思います。
今度はどんな音に出会えるか楽しみです。
澤田
音響効果としてノイズ収録心を育んでいくための社内フィールドレコーディングコンテスト。
第四回が昨年12月から2月までの間に『冬の音』をテーマに行われました。
冬の音ということもあり、静かな情景音であったり、雪関係の音で希少な音が集まったと思います。
それでは入賞作品の一部を紹介します。
・聞くだけで身も凍えそうな雰囲気のある音です。
・なかなか既存のライブラリーに現代の車種の音では無いので貴重な音です。チェーンではなくスタッドレスの音ですね。
先日のブログでも紹介した、年始会での社内講習をふまえて収録をした作品が多く、クオリティは徐々に上がってきていると思います。
なお、現在は担当している番組の整音をよりきれいにしやすくするため、各自の身近なベースノイズ(交差点での)を行なっています。
久保田
謹んで新年の挨拶を申し上げます。
本年もどうぞよろしくお願い致します。
先日、弊社内において行われていました第三回フィールドレコーディングコンテストの審査発表会と鑑賞会が年始会において行われました。
今回のテーマは『近所の音』
私自身は幹線道路の交通音を収録しました。環境音は時代と共に変化しており、既存の環境音CDにある街のノイズは車の音など古く感じるものがあります。ハイブリッドカーなどが増えた昨今、その雰囲気をしっかりとふまえたベースノイズが欲しいと思い収録に挑みました。
また、他の社員の作品として「自動ドアの閉会」の音や「シャッター式雨戸」「秋の虫たち」「小学生サッカー練習試合」など、既存のライブラリーよりも新しい時代の音をライブラリーできました。
なお、年始会において音響効果歴40年の吉田相談役が講師となり、収録した音を題材に改めて良い音の定義と、録り方のコツを講義してもらいました。
よく録れた音とそうでないものを実際に比較試聴しています。
現在は『冬の音』をテーマにコンテストを行なっています。
久保田
第一回に引き続き「第二回フィールドレコーディングコンテスト」を弊社内で開催しました。今回のテーマは“夏の音”。6〜8月の3ヶ月間を収録期間としました。
普段の仕事ではスタジオに籠り、ベースノイズなどの環境音が必要になれば撮影素材のVTRや既存ライブラリーから目的の音を引き出してくる事が多いのですが、外に出て音を収録することでサウンドデザインの選択肢が大きく増えました。
今回のコンテストでは、以下の3種が優秀作品に選ばれました。
1位「小原ヒグラシの音」
収録機材【Sanken CSS-5+RODE NT4+Roland R-44】
*寸評
『良い音質で録音されており、背景で低く聞こえる自然音とのバランスが素晴らしい。収録を行ったロケーションも良く、マイクの選択も適切』
2位「手動かき氷機」
3位「機械式かき氷機」
収録機材【SONY PCM-M10】
2位、3位に選ばれた作品は、夏の風物詩である「かき氷機」。
昭和を感じさせる手動式のものと、家庭で現在よく使われている機械式のものがあり、既存のライブラリーにはなかなか無い貴重な音源です。
第三回コンテストは、使いやすい街のベースノイズを収録するという事で、「自宅近所の街の音」をテーマに始まっています。
久保田
先日、実家に音収録に行ってきました。名古屋から一時間ほどの田舎の里山です。
今回はステレオマイクに加え、センターにモノラルマイクを追加した、マルチマイクレコーディング。
色々試してみましたが、一つ面白かった音をご紹介しましょう。
森の中で鳴くヒグラシです。ステレオマイクはRODE NT4、モノラルガンマイクはSENNHEISER MKH-416です。
通常のステレオ収録の場合ヒグラシは左右に広がっていますが、センターマイクを加えることによりステレオ感はそのままに、グッと中央に集まってきます。
まるでクールファイブの人たちが前川清の位置に集まったようですね。バッキングコーラスのヒグラシも、マルチマイク収録で、いつでも主役になれるようです。
また、今年はなぜかアブとブヨが多いようです。収録中に右手首と左こめかみをブヨに刺され、翌日は刺された箇所がパンパンに腫れてしまいました。みなさん、気をつけましょう。
余談ですが、マイクスタンド2本持っての移動は大変。次回はマルチマイクバーを準備することにしましょう。
大川
週末に同僚とキャンプ&フィールドレコーディングを行ってきました。
向かった先は三重県大紀町。
今回使用した機材は「Roland R-44」+「RODE NT4」
収録を行ったのは、こんな場所や・・・
こんなところで。
さらには、こんなトコにも行ってきました!
ここは、阿曽の風穴という天然の洞窟で、中には湧き水が流れており、涼し気な音を立てていました。
大紀町には初めて行ったのですが、車の往来がほとんどなく、自然も豊富でフィールドレコーディングするにはうってつけの場所でした。また、セミの大合唱が終わった頃に訪れてみたいと思います。
澤田
先日、「電鐘式」の踏切警報機の音を録音しに行ってきました。
"電鐘"と言う鐘を叩いて警報音を出す旧式の踏切警報機を「電鐘式」と呼ぶそうで、ほとんどの踏切警報機で使われているスピーカーから警報音を再生するものは「電子音式」と呼ぶそうです。
「電鐘式」は年々姿を消しているようで、現在でも使用されている電照式は数えるほどだそうです。現存する場所を調べてみたところ、名古屋に数カ所あるようなので早速録りに行ってきました。
電鐘式踏切警報機
電鐘のアップです。
今回、収録を行った場所は名古屋臨海鉄道・南港線にある天白右岸踏切と左岸踏切。
この名古屋臨海鉄道は、貨物輸送を行う列車のため一時間に一本ほどしか走らず、炎天下で踏切が鳴るのをじっと待つことになりました。
収録機材はR-44+Sanken CSS-5です。
鐘の音はもちろん、列車の警笛もイイ味を出しており、何度も録りたくなる音でした。
調べてみると「電鈴式」というのもあるようで、機会があればこちらもぜひ録ってみたいと思います。
澤田
先日まで弊社内では各部署対抗で「フィールドレコーディングコンテスト」が開かれていました。そして先日、その結果発表と表彰式が行われました。
審査は、これまで数々のフィルム作品、ドキュメンタリー作品のサウンドデザインに携わり、音響効果歴40年の弊社相談役、吉田弘之が担当しました。
では、優勝チームが収録した音の一部をお聞きください。
審査員長の寸評
一番評価したのは、新幹線シリーズです。
「新幹線走行中」は音に厚みもあり安定した音で使いやすい。
「新幹線走行中」もOK
「JR名古屋駅改札口」も賑やかさがよく出ていてOK
現在は個人戦として「自宅近所の夏の音」をテーマに全社員が取り組んでいます。
また、結果など報告したいとおもいます
久保田
東日本大震災から1ヶ月あまり経ち、まだまだ被災地は厳しい状況が続きますが、テレビ番組は通常編成になってきました。
震災直後の震災特番体制の中では、音のデザインの必要性が極端に少なく、(この場合、音楽による演出)有事の際の我々の存在意義を考えさせられましたが、これからは復興に向け音によるデザインは必要になってくると思います。
それは映像の歴史より、音楽の歴史の方が遥かに長く、人類にはこのような自然災害や戦争を経てもなお音楽というものが存在し続けることがそれを証明していると思います。
これからも、より良いサウンドデザインを通して復興の為に微力ながら助けになればと思います。
そんな中、先日フィールドレコーディングを行いました。
僕の担当している番組は、街歩きの番組が多く、街の自然なベースノイズのバリエーションを増やすためです。
田舎でのフィールドレコーディングは何度か経験がありますが、都市部での収録は初めてでした。
収録前はマイクセッティングをする場所さえ確保すれば簡単だろうと高を括っていましたが、実際収録を始めると都市部ならではの問題が多々発生し、収録は困難なものになりました。
どんな問題点かと言うと、車の通過音を収録していたら、選挙の街宣車が通過したり、子どもがマイクに向かって何かを喋ったり、建設工事が始まってしまったり。公園でベースノイズの収録をしたかったのですが、至る所に花見客がいたりと、意図した自然な音を収録する事がいかに大変か改めて分かりました。
今後もこのようなフィールドレコーディングを行って行きたいと思います。
久保田
全国的に大雪のようですが、名古屋でも10cm程積もり一面、雪景色となりました。
以前、会社の大先輩から「雪景色の音」を作るのは非常に難しい、と言う話を聞きました。
ふと、その話を思い出したので、耳を凝らして「雪の日の音」を聞いてみたところ…
確かに難しい!
雪を踏む足音や、溶けた雪を跳ねながら走る車の走行音などは良いとして、問題はこれらの音の合間に聞こえる、静かに雪が降り積もる音。
まさに「しんしん」と言う表現がぴったりなこの音。せっかくなので忘れないうちに一度作ってみようと思いました。
雪を踏む足音
澤田